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TOP 記事一覧 オフィスレイアウト・内装 オフィスの床に最適な素材とは?おすすめの床材や注意点についても解説

オフィスの床に最適な素材とは?おすすめの床材や注意点についても解説

「オフィスの床を張り替えたい」
「オフィスの床はどのような素材にすれば良いか知りたい」

このようにお考えではないでしょうか?

オフィスの床で利用できる素材にはさまざまなものがあります。スペースの目的に合わせて使い分けることで、従業員を始めとしたオフィス利用者に良い影響を与えることが可能です。

本記事では、オフィスの床が重要視される理由や、おすすめの床材、床材を選ぶ際のポイントや注意点について解説します。

オフィスの床が重要視される理由

オフィスの床が重要視される理由は以下のとおりです。

  • 利用者からの印象が良くなる
  • 視覚的に空間を仕切れる
  • 配線関連の事故を防げる

それぞれ解説します。

利用者からの印象が良くなる

オフィスの床は、利用者の印象に大きな影響を与えます。床の色や素材、デザインなどにこだわることで、好印象を与えることが可能です。

例えば床の色を暖色にすることで、明るく活発な印象を与えられます。反対に寒色系の色を活用することで、クールで落ち着きのある印象を与えられるでしょう。

また、オフィスの利用者は自社の従業員に限りません。床が与える印象は、取引先や自社の面接にくる求職者などにも影響するでしょう。

そのため、オフィスの床にこだわることで、自社のブランディングにも繋がります。

視覚的に空間を仕切れる

床の素材や色を使い分けることで、視覚的に空間を仕切ることができます。間切りやパーテーションを置かずとも、それぞれのエリアの境界線を認識可能です。

例えば、従業員の作業スペースと通路の床色を切り分けることで、来客者をスムーズに迎え入れられます。また、進行方向をデザインで明示することで、オフィス内を歩きやすくすることも可能です。

配線関連の事故を防げる

オフィスの床に工夫を施すことで、配線関連の事故を防ぐことが可能です。

代表的な例としては、OAフロアが挙げられます。
OAフロアとは、床上に配線を通すスペースを設置することで、二重の床になっているフロアのことを指します。OAフロアの設置によって、床の上から配線を通す必要がないため、配線関連の事故を未然に防ぐことが可能です。

例えば通常のオフィスでは、あらゆる機器から多くの配線が床上に出ています。場合によっては、配線に足が引っかかることで転倒したり、配線が抜けてデータが破損したりすることもあるでしょう。

OAフロアを設置して配線を床下に張り巡らせることで、オフィスの見た目がスッキリするうえに、事故を防ぐことができます。

オフィス利用におすすめの床材

では、オフィスの床にはどのような素材を活用すると良いのでしょうか?

ここでは、オフィス利用におすすめの、以下の床材について解説します。

  • タイルカーペット
  • ビニルタイプ
  • 天然素材
素材メリットデメリット
タイルカーペット・クッション性が高い
・防音効果が高い
・取り外しが容易
・汚れが染みやすい
・摩擦や湿気に弱い
ビニルタイプ・デザイン性が高い
・耐久性が高い
・防音効果が高い
・取り外しが容易
・剥がれやすい
天然素材・高級感や重厚感がある
・環境にやさしい
・コストが高い
・手入れや張り替えに手間がかかる
・音が反響しやすい

タイルカーペット

タイルカーペットとは、40~50cm角の大きさになっているパネル状のカーペットです。裏面の素材にはポリ塩化ビニルやフェルトが使用されており、表面はポリプロピレンやナイロンが使用されています。

タイルカーペットは、クッション性や防音効果が高いのが特徴です。取り外しも容易なため、汚れてしまった場合でも部分的に取り外して洗うことができます。

ビニルタイプ

ビニルタイプとは、ポリ塩化ビニルを用いた床材のことです。防音効果や耐久性が高いのが特徴で、主に以下の2種類に分かれます。

  • フロアタイル
  • フロアシート

フロアタイル

フロアタイルは、正方形またはピース状の形状が特徴で、それぞれのタイルを組み合わせる形で使用されます。デザイン性に優れており、天然素材のような見た目に近いものも存在しています。

また、表面が硬いため、傷がつきにくく耐久性に優れているのもフロアタイルのメリットです。部分的に取り外すことも可能なため、交換をする場合でも手間がかかりません。

フロアシート

フロアシートとは、1枚のシート状になっている床材で、床一面に貼り付けるようにして使用されます。張り替えの際も、シートを剥がして貼り直すだけで作業が完了するため、手間がかかりません。

また、容易にカットできるのもフロアシートの特徴です。自社オフィスの広さに合わせて柔軟に大きさを調整できます。

天然素材

床に使用される天然素材は、主に木質系の素材や大理石などがあります。

これらの天然素材を使用することで、重厚感や高級感を演出できます。そのため、オフィスのエントランスなどで利用されるのが一般的です。

ただ、天然素材は導入コストが高く、張り替えも容易ではありません。レイアウト変更が多く、頻繁に張り替えが発生するようなスペースでの利用には向かないことを認識しておきましょう。

オフィスの床を選ぶ際のポイント

オフィスの床を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 各スペースの目的に合っているか
  • 適切な配色であるか
  • 安全性は高いか
  • 防音性は高いか
  • 手入れはしやすいか

それぞれ解説します。

各スペースの目的に合っているか

オフィスの床は、各スペースの用途に合わせて選ぶことが重要です。

例えば、オフィス内には以下のようなスペースが存在する企業が多くあります。

  • 作業スペース
  • 会議スペース
  • 来客用スペース
  • 休憩スペース

このような場合、会議スペースでは、アイデア出しのために交感神経を刺激するような、奇抜なデザインを選択するのも良いでしょう。一方で、応接室など来客対応で利用するスペースは、落ち着いた上品なデザインの方が好ましいです。

利用者への影響を考慮し、適切な床材を選択しましょう。

適切な配色であるか

色彩は、人間の心理状態に影響を及ぼす要素の一つです。オフィスの床を選ぶ際は、利用者に与えたい印象から逆算し、適切な配色のものを選択しましょう。

例えば以下のように、与えたい印象に合致する色を、空間ごとに使い分けると効果的です。

与える印象使用に向いているスペース
橙・黄色暖かさ、明るさ、元気さ会議室、クリエイティブな作業をするスペース
安らぎ、落ち着き休憩スペース
青・水色冷静、落ち着き作業スペース
清潔、軽やかエントランス
茶色・ブラウン落ち着き、自然作業スペース
高級感、重厚感社長室、応接室

安全性は高いか

従業員の安全を守るためにも、オフィスの床の安全性を高めることは重要です。頻繁に利用される通路などは滑りやすい素材を避けましょう。

また、配線関連は、前述したOAフロアの設置によって格段に安全性を高めることができます。使用する機器や従業員数が多い場合は、積極的に活用を検討しましょう。

防音性は高いか

防音性は、オフィス利用者の生産性に影響を及ぼす要素の一つです。

例えば、足音や椅子のずれる音などが気になる環境の場合、従業員の集中力は下がり、ストレスも大きくなってしまいます。

オフィスでは、雑音が発生しづらい素材を選択すると良いでしょう。

手入れはしやすいか

オフィスの床は、安全面や衛生面で問題が発生しないよう、定期的にメンテナンスを実施する必要があります。そのため、清掃や張り替えのしやすい素材を選択すると、後々のメンテナンスが楽になります。

例えば、食堂や休憩スペースといった、飲食物で汚れる可能性が高いスペースは、汚れが落ちやすい床材を利用すると良いでしょう。また、レイアウト変更や張り替えをする可能性が高いスペースは、取り外しが容易な素材を選択すると効果的です。

オフィスでは、スペースごとにメンテナンスしやすい床材を選択しましょう。

オフィスの床を選ぶ際の注意点

オフィスの床を選ぶ際は、以下の点に注意が必要です。

  • 将来的に張り替える可能性も考慮する
  • 手入れ方法を事前に確認しておく
  • 工事期間や費用を確認しておく

それぞれ解説します。

将来的に張り替える可能性も考慮する

オフィスの床は、将来的に張り替える可能性があることに考慮して素材を選択しましょう。

例えば従業員が増加した場合、レイアウト変更や配線の増加・移動をしなければならないこともあるでしょう。同時に床の張り替えをする場合、張り替えのしやすい素材であれば、コストや負担を大幅に抑えられます。

将来的に床の張り替えが発生する可能性がある場合は、天然素材のような張り替えのしにくい床材の使用は避けましょう

手入れ方法を事前に確認しておく

床材の手入れ方法は、素材によって異なります

例えば木材などは、乾拭きに加えて洗浄剤の利用が必要になるものもあります。タイルカーペットの場合は、埃が溜まりやすく定期的に掃除機をかけなければなりません。

自社で利用する床材は、どのような手入れが必要であるかを事前に確認しておきましょう。

工事期間や費用を確認しておく

床の工事期間や費用は、面積や使用する素材によって異なります。工事が可能な曜日によって期間や費用が異なる場合もあるでしょう。

また、場合によっては事前準備が必要なケースや、追加で費用が発生するケースもあります。予定や予算に大幅なずれが生じてしまわぬよう、業者などに入念な確認をすることが重要です。

まとめ

オフィスの床材にこだわることで、利用者からの印象や利便性、安全性などを高めることができます。利用者に与えたい印象から逆算し、適切な素材や色の床材を選択しましょう。

ただ、オフィスの床を張り替える際は、床材の手入れ方法や工事期間・費用などを事前に認識しておく必要があります。計画通りに張り替えを進めるためにも、入念に確認をしておきましょう。

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移転Biz編集室

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