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【オフィスにBGMを導入したい】5つのメリットと考慮すべき注意点

「オフィスが静かすぎて、周りの話し声が気になる」
「オフィスにBGMがあれば、もっと気分転換できそう」

このようにオフィスの環境に対する従業員の悩みが生まれることによって、BGMを導入する企業が増えています。

当記事では、オフィスにBGMを導入したい企業の悩みを解決するために、導入方法やメリット、デメリットを紹介します。オフィス環境の改善にぜひ参考にしてください。

オフィスへのBGM導入は環境改善に効果的!

BGMを導入することは、オフィス内の環境改善策の一つとして効果的です。BGMの導入により、周囲の雑音がかき消され、従業員が心地のよい環境で仕事ができます。

株式会社オカムラが実施した、従業員7,0000人へのオフィス環境に関する調査によると、「オフィス環境は仕事をする上で大事ですか」という質問に対して、重要と答えた人が全体の約7割にのぼりました。

このような結果から、従業員の不満の声に耳を傾けながらオフィス内の環境を整えることは職場の生産性向上において重要な要素であると言えます。

参考:オフィス環境の重要度・満足度に関する調査

オフィスにBGMを導入する6つのメリット

オフィスにBGMを導入するメリットは以下の6つです。

  1. 従業員の集中力と生産性が向上する
  2. 情報漏えいのリスクが軽減する
  3. ストレス軽減やメンタルヘルス改善につながる
  4. チームの一体感と職場環境の改善が実現する
  5. 企業のイメージがアップする
  6. タイムマネジメント力がアップする

一つずつ解説していきます。

1.従業員の集中力と生産性が向上する

オフィスへ最適なBGMを導入することで、従業員の集中力を高め、生産性を向上させる効果があります。それは、マスキング効果と呼ばれるもので、同じ周波数の音が重なり合うことで、もう一つの音が掻き消される現象です。

オフィス内には、キーボードを叩く音やドアの開閉音、歩く音、咳払いなど、周囲が静かすぎるゆえに気になる音が多く存在します。

ダイキン工業株式会社の「オフィス内における音環境の問題点」の調査によると、オフィス内の音の環境に困っている従業員は、全体の約6割という結果が出ています。

その中でも特に困っている音として、「周りの作業音や会話」が約7割を占めている状態です。

このような結果から、オフィス内が静かすぎることで周囲の音が気になっている従業員が多い企業では、最適なBGMを導入することで仕事への集中力が高まり、生産性が向上します。

参考:【第3回】オフィスに出社する会社員116名に聞いた「オフィス内における音環境の問題点」|DAIKEN Architect News

2.情報漏えいのリスクが軽減する

オフィスにBGMを導入することで、情報漏えいリスクの軽減効果が期待できます。最適な音量のBGMを流すことで、電話対応や重要な打ち合わせの内容が周囲に聞こえにくくなるためです。

情報漏えいを気にするあまりに、小声で話しながら会議を進めると、発言が聞き取れずに聞き返す場面が多くなります。

特に取引先との電話や機密性の高いミーティングが多い部署では、BGMの導入がコスト効率のよい情報漏えいの対策となるでしょう。

3.ストレス軽減やメンタルヘルス改善につながる

オフィスBGMは、従業員のストレスを軽減し、メンタルヘルスの改善に効果的です。心地のよい音楽を聞くことで、セロトニンやオキシトシンなどの幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質が分泌されるからです。

厚生労働省の調査によると、職場でのストレスを感じる労働者は全体の約8割にのぼり、メンタルヘルス対策は企業の重要課題となっています。

多くのコストをかけずに導入できるBGMは、職場環境改善の有効な改善策の一つです。特に締め切り前や繁忙期など、精神的プレッシャーが高まる時期には、快適なBGMがクッション役となり、従業員の精神面をサポートするでしょう。

参考:職場におけるメンタルヘルス対策の状況

4.チームの一体感と職場環境の改善が実現する

オフィスBGMは、職場の雰囲気を和らげ、チームの一体感を高める効果があります。音楽には気持ちのリズムを整える働きがあり、普段は緊張しやすく発言が苦手な人でも、リラックス効果によって自分の意見を出しやすくなることが期待できます。

図書館のように静まり返ったオフィスでは、ちょっとした会話でさえも躊躇してしまう方は多いでしょう。最適なBGMを流すことによってオフィス内の無音状態を解消し、会話しやすい雰囲気を作ることで、自然と従業員の間でコミュニケーションが活性化します。

ある企業では、社内のコミュニケーション活性化を期待する目的で、社員が選曲したBGMをオフィス内で配信しました。この取り組みによって、コミュニケーションの活性に繋がったと回答したのは、全体の約5割という結果でした。

このようにBGMのある環境は、従業員の心理的ハードルを下げ、職場への馴染みやすさをサポートする効果があるでしょう。

5.企業のイメージがアップする

BGMの導入は、企業イメージを向上させる効果があります。エントランスでクラシック音楽を流すことで、上品で洗練された空間を演出できます。待合室やロビーでの穏やかなBGMは、顧客や取引先の方の緊張をほぐし、和やかな商談の雰囲気づくりが期待できるでしょう。

6.タイムマネジメント力がアップする

オフィスBGMは、従業員の時間感覚によい影響を与え、タイムマネジメント能力を向上させます。時間帯ごとにBGMを変えることで、時間の経過を自然に感じさせ、時間管理ができるようになります。

例えば、午前中の集中タイムには軽快なテンポの音楽、午後の眠くなる時間帯には活気のある曲調を選ぶなど、時間帯に合わせたBGM選定も効果的です。

また、休憩時間と業務時間でBGMを変えることで、仕事モードへと切り替わり、メリハリのある働き方ができるようになります。これにより、ダラダラと作業が続くことを防ぎ、効率的な時間活用が可能になるでしょう。

BGMは、快適なオフィス環境づくりの一環として、従業員の働きやすさや生産性向上に大きな影響を与えます。しかし、音だけでなく、レイアウトや設備など、オフィス全体の設計も重要です。これから、オフィス環境を見直したい方は、以下の資料で最新の移転トレンドをチェックし、理想の職場を実現しましょう。

オフィスBGMを導入することの問題点

オフィスへBGMを導入することで、リラックス効果や企業のイメージアップへの効果がありますが、導入するにあたって考慮しなければならない問題もあります。問題点は以下の4つです。

  • 従業員の音楽の好みが人それぞれで選曲が難しい
  • 適切な音量管理が継続的に必要になる
  • 業務内容によっては逆効果になる可能性がある
  • 著作権侵害へ配慮する必要がある

従業員の音楽の好みが人それぞれで選曲が難しい

オフィスBGMの導入で難しいのは、従業員それぞれの音楽の好みの違いへの対応です。ある従業員にとっては集中できる音楽が、別の従業員には作業を妨げることも少なくありません。この課題を解決するためには、従業員の意見を取り入れながら進めることが大切です。

特に、多くの人が受け入れやすい歌詞のないインストゥルメンタル音楽を中心に選曲するのがおすすめです。特に60〜80BPM程度の落ち着いたテンポの曲は、作業集中の際に適しています。クラシック、ジャズ、アンビエント音楽などは、歌詞がないためオフィスBGMとして人気のジャンルです。

最終的には従業員の意見を取り入れ、様々なジャンルをバランス良く組み合わせることが、快適なオフィス環境づくりで大切でしょう。

適切な音量管理が継続的に必要になる

オフィスBGM導入において調整が難しいのが音量設定です。会話や電話対応の妨げにならないような最適な音量を見つける必要があります。音量は、一般的に40〜50dBが目安とされており、これは図書館内や室外機、換気扇の音などと同程度の気が散らない音量レベルです。

オフィスの広さや従業員数によって最適な音量は変わるため、オフィス環境に合わせた調整が必要です。特に重要なのはスピーカーの設置場所です。音が均等に行き渡るよう計画的に設置することで、場所による音量差を最小限に抑えられます。

音の聞こえ方が大きい場所では、パーテーションを活用して音環境を調整する方法も有効です。必要に応じて音響の専門家に相談することも、効果的な選択となるでしょう。

業務内容によっては逆効果になる可能性がある

BGMがすべての業務環境に適しているわけではなく、特に高度な集中力やアイデアが必要な業務では、生産性を低下させる可能性があります。

特に歌詞のあるBGMを聴きながら作業を進めると、脳内で意識が歌詞に向いてしまいパフォーマンスが低下する可能性があります。BGM導入を検討する際は、オフィス全体に一律に導入するのではなく、業務内容や部署に応じて選曲することが効果的です。

著作権侵害へ配慮する必要がある

オフィスにBGMを導入する際は、著作権の問題へ配慮しましょう。オフィスの一部を店舗として運営していたり、来客用の待合室などでBGMを流したりする場合は、JASRAC(日本音楽著作権協会)へ許可をとる必要があります。

特に来客スペースや受付など、従業員以外が利用する場所でBGMを流す場合は、著作権法に抵触し、法的リスクが発生する可能性があります。また、無料で使用を許可された楽曲でも、著作権があるため、保護期間が過ぎていない限り著作権違反になることもあるでしょう。

一方、著作権がフリーのBGMやラジオなどを流す場合は、申請は不要です。BGMを導入する前には、JASRAC(日本音楽著作権協会)への申請有無を確認しましょう。

オフィスでBGMを流す方法

ここからはオフィスでBGMを流す方法を2つ紹介します。

フリーで音楽のストリーミングサービスを活用する

BGMの費用を抑えてオフィスへ導入する場合、インターネット環境を活用したストリーミングサービスがおすすめです。ストリーミングサービスは、豊富な楽曲から自社の雰囲気に合った音楽を自由に選べます。最近ではYouTubeだけでなく、雨音やカフェの環境音を提供するWebサイトが無料で利用できます。

しかし、インターネット回線を利用するため、通信環境が不安定だと音楽が途切れる可能性があるでしょう。自社でプレイリストを作成する場合は、担当者の負担になることもあります。プレイリストが充実しているサービスを選ぶことで、選曲の手間を省けるので、最初に確認しておくとよいでしょう。個人利用のみが許諾されている場合は、利用規約違反となる可能性があります。導入前に必ず各サービスの利用規約を確認しましょう。

BGM専用サービスを契約する

オフィスでBGMを流す2つ目の方法として、BGM専用サービスの契約が選択肢にあります。これらのサービスは、有料にはなりますが職種や社内の年齢層といった様々な要素を考慮した選曲を提供し、オフィスの雰囲気づくりをプロの視点からサポートしてくれます。

BGM導入において最も時間のかかる工程の一つが選曲作業です。専門サービスを利用することで、この負担がなくなり手間を省けます。また、著作権が許可された楽曲のみを提供するため、法的リスクを気にする必要もありません。

多くのサービス会社が無料トライアル期間を設けているため、まずはお試しから始めて現場の声を聞きながら契約を決められます。中には、専用機器の設置が不要の場合もあり、低コストで導入できるサービスもあるため、予算と相談しながら最適なプランを選ぶとよいでしょう。

導入する前に!効果的なBGM選びのポイント

BGM選びは多くの社員を抱えているほど難しくなります。ここでは、効果的に導入するためにポイントを3つ解説していきます。

業務内容に合わせたジャンルを選択する

オフィスBGMを選定する際は、業務内容に合わせた最適なジャンル選択が重要です。集中力が必要な作業では、ピアノの音楽やゆったりとしたジャズなどがおすすめです。一方、チームでのミーティングや創造性を必要とする業務では、ポップ、エレクトロニカなど疾走感のある音楽がインスピレーションを刺激します。

BGMを選ぶ際、特に集中力が必要な仕事の場合は、歌詞のないインストゥルメンタル音楽が適しています。これは歌詞のある音楽を聞くことで、歌詞に気を取られて集中力が低下するためです。業務内容ごとに、適したジャンルを選ぶことで、より効率的に仕事を進められるでしょう。

時間帯に合わせたテンポや曲調の変化を考慮する

仕事の時間帯に合わせてBGMを選ぶのもよいでしょう。部署ごとに異なるBGMを流すことが難しい場合は、一日の時間帯で曲調に変化をつけてBGMを選曲するのも効果的です。

午前中は、朝の活力を引き出すためのリズミカルな曲がおすすめです。出社直後は脳が徐々に活性化する時間帯であり、適度なテンポの音楽が覚醒度を高めます。

午後の時間帯では眠気対策に効果的なアップテンポの曲がおすすめです。

夕方には徐々にテンポを落とし、一日の緊張や疲れから徐々に解放されるBGMの選択がおすすめです。このように社内の業務時間に合わせて選曲を考慮するのが理想的でしょう。

季節や天候に合わせた選曲を工夫する

オフィスBGMの選曲では、季節や天候の要素を取り入れることで、より効果的な環境づくりが可能です。気候と音楽には密接な関係があり、外の環境に合わせたBGM選びが従業員の心理状態によい影響を与えます。

夏場は涼しさを感じさせる楽器(鉄琴やピアノなど)の楽曲や、波の音が入った環境音などが清涼感を感じられます。一方、冬の寒い日には温かみを感じるアコースティックギターや弦楽器の曲調が心地よく感じられるでしょう。

どんよりとした空気になりそうな雨の日には、明るい曲調を選ぶことで、オフィス内の活力を維持できます。また、季節の行事に合わせた選曲も効果的です。

要確認!オフィスBGM導入時の注意点

オフィスを導入する前に把握しておくべき注意点を紹介します。

著作権に関する法的知識を確認する

オフィスBGMを導入する際は、BGMの著作権についてもしっかり確認しておきましょう。市販のCDや個人向け音楽ストリーミングサービス(AppleMusicなど)は、業務用途での使用が認められていません。著作権違反は罰金などの法的な制裁につながる可能性があるため、導入前に確認してください。

従業員の意見を尊重したルールを作る

オフィスBGMを効果的に導入するには、従業員の意見を取り入れながら進めることが大切です。事前アンケートやミーティングを通じて、BGM導入に対する従業員の希望を丁寧に収集しましょう。音楽の好みは個人によって大きく異なるため、多数決だけでなく、少数意見にも配慮した柔軟なルール作りが重要です。

また、導入後に同じ曲が繰り返し流れるとマンネリ化し、徐々にBGMの効果が薄れていきます。約2~3ヶ月に1回程度のペースでプレイリストを更新するとよいでしょう。従業員の声に耳を傾けながら、定期的な見直しや改善の仕組み作りが大切です。

従業員の意見を尊重しながら最適なオフィスBGMを選定しよう

オフィスBGMは、従業員のモチベーションを高めたり、企業のイメージアップにも繋がったりする重要な役割を果たします。

一方で、従業員の好みに合わせた選曲や音量の調節管理などは難しいため、慎重な導入が必要です。大切なのは「従業員が主体」という視点を持ち、業務内容や好みを尊重し、部署や時間帯、季節に合わせた柔軟な運用を心がけましょう。

また、著作権への適切な対応も忘れてはいけません。専門サービスの活用や権利処理済み音源の選択など、法的リスクを回避する対策も重要です。

導入後も定期的な見直しと改善を続けることで、BGMはオフィスの生産性と快適性を高める強力なツールになります。BGMの効果を活かし、従業員が心地よく働ける環境づくりを目指しましょう。

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移転Biz編集室

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こんにちは、移転Biz編集室です! オフィス移転の際に役立つ情報をお届けします。

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