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給湯室とは?オフィス移転前に知りたい寸法、ルール、おしゃれなレイアウト・デザインなどを紹介!

給湯室は、オフィスや事務所で社員が快適に過ごすための重要な社内インフラです。課題を明確にして改善すると職場の居心地がよくなり、社員の生産性が高まる可能性があります。給湯室の役割を明確にして改善できないか検討してみましょう。

今回は、給湯室の概要や必要なもの、寸法、オフィスに設置するメリット、ルールなどを解説します。オフィス移転前に知りたいおしゃれなレイアウトもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

給湯室とは?

給湯室は身近な部屋ですが、具体的な意味を聞かれると正確に答えづらい部屋でもあります。給湯室とは何かがわかるように、読み方を含めた意味や必要なもの、寸法などについて解説します。

給湯室の意味

そもそも給湯は、オフィスや事務所、家庭などでお湯が出るようにすることです。給湯室とは、お湯を沸かすことを目的としたスペースとして知られています。読み方は「きゅうとうしつ」です。

英語でhot water roomといいます。給湯室の言い換えとして給湯スペースと呼ばれることもあります。

また、職場における共有のキッチンという意味で認知されることもあります。お茶を作ったり、弁当箱や食器を洗ったりするのが一般的です。

給湯室は居室(継続利用する部屋)ではなく、居室以外の部屋として扱われる傾向です。

給湯室に必要なもの

給湯室に必要なものは主に下記の通りです。

  • 緑茶
  • コーヒー
  • コーヒーフィルター
  • カップ
  • 茶碗
  • ふきん
  • スポンジ
  • 食器用洗剤
  • 排水溝ぬめりとり
  • ポット
  • 洗い桶
  • やかん
  • ふきんかけ
  • 電気ケトル
  • 三角コーナー
  • 水切りマット
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 小型コンロ

基本的には社員や来客がお茶やコーヒーなどを飲むために必要なものが用意されます。冷蔵庫や電子レンジ、小型コンロなどまで用意することで、飲食の利便性をさらに高めることも可能です。

給湯室の寸法

給湯室では寸法を誤ると使い心地が極端に悪くなります。

給湯室を利用する状況をシミュレーションして慎重に寸法を決めることが重要です。

冷蔵庫の中身を取り出しやすいように、冷蔵庫と向かいの壁の間は最低でも70~75㎝程度の間隔をもたせるのが望ましいといわれています。

ただし70~75㎝という基準は冷蔵庫の物を無理なく出し入れできる幅です。従業員同士が会話しやすい環境にするのであれば、壁とキッチンラックの間は140~170cm程度の間隔を確保するとよいでしょう。

オフィスに給湯室を設置するメリット

オフィスにそもそも給湯室を設置する必要性があるのか気になる方もいるでしょう。続いてはオフィスに給湯室を設置するメリットについて解説します。

従業員が気分転換しやすくなる

給湯室では、社員がお茶やコーヒー、紅茶などの飲み物を用意できます。社員が自分の好きな飲み物を気軽に飲めるので、気分転換をして生産性を高めやすくなります。眠気を覚ますこともできるでしょう。

来客からの印象がよくなる

クライアントや取引先がオフィスを訪れたときに、美味しい飲み物を用意してもてなすことも可能です。訪問客が会社に対して好印象を持ちやすくなり、その後も良好な関係を築きやすくなるでしょう。取引が継続することになれば会社の売上アップにもつながるかもしれません。

コミュニケーションの活性化につながる

給湯室の近くに休憩スペースを設けることで、従業員同士がコミュニケーションを交わしやすくなります。事務所ではできない雑談が増えるので、社員が親睦を深めやすくなり、チームワークが向上する可能性があります。

会社に給湯室がないのが不便である理由

会社に給湯室がないと、来客をもてなす際に飲み物を用意しづらくなります。給湯室がないことを理由に、お茶出しをしなくてもよいと考える事務員が現れることもあるようです。

また、給湯室は来客へのお茶出し以外にも、従業員が休憩中に飲み物を飲んだり、お弁当を温めたりする際に利用できます。給湯室がない場合、これらの行為は執務スペースで行うことになり、オフィスによっては業務効率が低下する要因になるでしょう。

なお、給湯室があってもコンセントと冷蔵庫がないと、来客に冷たい飲み物を提供できません。簡単な電気工事で設置できることがあるので、改善できないか検討してみるとよいでしょう。

会社における給湯室のルール・マナー

会社に給湯室があると便利な一方で、社員の使い方が悪いと不快な思いをする人が出てきます。会社に給湯室を設ける場合は、給湯室のルール・マナーまで徹底しておくことが重要です。

引き続き、会社における給湯室のルール・マナーを解説します。

占有しないようにする

給湯室が狭い場合、長時間同じ人が給湯室を使っていると、迷惑だと思われることがあります。狭い給湯室を使うときは、ほかの人がストレスを感じないように、占有にあたる行為を控えるような決まりにするとよいでしょう。

来客を飲み物でもてなす環境、社員がコーヒーを飲む環境が整っていないようであれば、オフィス移転を機にカフェを導入するのもおすすめです。詳細は下記の記事をご覧ください。

給湯室では歯磨きしない

食後に歯磨きをすることは悪いことではありません。ですが、給湯室で歯磨きをされると衛生面で不快な思いをする方も出てきます。

口をゆすいだあとの唾液や歯磨き粉などがシンクにこびりつくことがあるからです。

給湯室の清潔さを維持するためにも、歯磨きはトイレの洗面台でするといったルールを設けるのがおすすめです。

会社の給湯室におけるシンクの掃除方法

会社の給湯室で汚れやすい場所がシンクです。

シンクの汚れは主に水垢汚れ、石鹸カス汚れに分かれます。

引き続き、会社の給湯室におけるシンクの掃除方法を水垢汚れと石鹼カス汚れに分けて解説します。

水垢汚れの掃除方法

水垢汚れはアルカリ性の汚れです。食品に含まれるカルシウム成分と、水道に含まれるミネラル成分が混合して発生します。人体に有害ではないとされていますが、白い汚れが際立ってしまう点が厄介です。

【掃除に必要なもの】

会社の給湯室でシンクの水垢汚れの掃除に必要なものは下記の通りです。

  • クエン酸水(スプレー)
  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • キッチンペーパー
  • 食品用ラップ

【掃除方法】

会社の給湯室でシンクの水垢汚れを掃除する方法は下記の通りです。

  1. キッチンペーパーにクエン酸スプレーを吹きかける
  2. 水垢汚れにキッチンペーパーを被せる
  3. キッチンペーパーの上に食品用ラップをかけて乾燥を防ぐ
  4. 30分~40分ほどそのままにする
  5. ラップとキッチンペーパーを取る
  6. 水垢をスポンジで擦り取る
  7. 擦り落とした汚れを水で流す
  8. キッチンペーパーで水気を拭き取る

石鹸カス汚れの掃除方法

石鹸カス汚れは酸性の汚れです。食器を洗うときの食器用洗剤に含まれるミネラル成分が原因とされています。放置すると除去しにくくなるなどトラブルの種になりやすいです。

【掃除に必要なもの】

会社の給湯室でシンクの石鹸カス汚れの掃除に必要なものは下記の通りです。

  • 重曹
  • スポンジ

【掃除方法】

会社の給湯室でシンクの石鹸カス汚れを掃除する方法は下記の通りです。

  1. シンクを軽く水洗いする
  2. 粉のままの重曹をまんべんなくふりかける
  3. 30分~1時間ほどそのままにする
  4. スポンジで石鹸汚れを擦り落とす
  5. 擦り落した汚れを水で洗い流す

オフィス移転で給湯室の課題を改善するためのポイント

オフィス移転を機に給湯室の課題を改善したいと考える経営者、管理職も多いでしょう。ただ、漠然とした方針で給湯室を整備すると、課題を解決できない恐れもあります。ここでは、オフィス移転で給湯室の課題を改善するためのポイントを解説します。

給湯室の平面図を作成して分析する

平面図とは、建物を水平方向に輪切りにしたものを真上から見下ろした図面です。間取り図と呼ばれることもあります。建物内部を確認するために用いられるのが一般的です。給湯室を含めて部屋やキッチン、トイレ、廊下、階段、柱などの位置が示されています。

簡単な平面図を作成するだけでも給湯室を利用するときの人の動きが想像しやすくなります。たとえば、給湯室から応接室が遠いとお茶を運ぶときの負担が増えることに気づくかもしれません。

使いやすい給湯室の位置を検討するために平面図を作成して関係者で話し合うとよいでしょう。

使いやすい広さについてアンケートを取る

給湯室は仕事をする場所ではありません。設計上の優先順位が低く、狭くなることもあります。数人並んだだけで身動きが取れなくなるケースも珍しくありません。たくさんの従業員がいる場合、使いたいときに不便な思いをすることもあるでしょう。

ただ、使いやすい広さは人によって感じ方がさまざまです。主観的に広さを決めてしまえば、ほかの従業員から不満が生じるかもしれません。

その点、使いやすい広さについて事前にアンケートを取れば、従業員が求めている空間を想像しやすくなります。

オフィス移転に伴うアンケートの効果的な実施方法については下記の記事でご確認ください。

物を整理・利用しやすいような食器棚を選ぶ

オフィスの給湯室では、来客用の湯のみ、コーヒーカップ、個人のマグカップ、タンブラー、味噌汁、紅茶など、さまざまな物を管理する必要があります。

各自が物を整理して利用しやすいように、収納力が高い食器棚を選ぶことも大切です。

オフィスの給湯室の食器棚にスライド天板がついていると、作業スペースが広がりお茶出しが便利になります。

ポットといった家電製品を使う場合はコンセントが設置されている食器棚を選ぶと配線しやすいでしょう。

給湯室の注意書きを作成して周知する

給湯室を社員が気持ちよく利用するにはマナー違反を防ぐ必要があります。注意書きを作成して周知しておくのが望ましいでしょう。

給湯室の注意書きの内容の例は下記の通りです。

  • うがいや歯磨きはトイレの洗面台でする
  • 戸棚の上から〇段目はマイコップスペース
  • 蛇口をしっかり閉めてください
  • 節水にご協力ください
  • 使用後はポットのコンセントを抜きましょう
  • 冷蔵庫に入れるものには必ず名前を記入してください
  • 水がはねないように注意しましょう
  • 床が濡れていたら拭きましょう

従業員から少しでも不満が生じているようであれば、注意書きに加えることを検討してみましょう。

掃除の負担を減らす工夫をする

オフィス移転をしたあとに給湯室が新しくなっても、シンクが汚れていけば徐々に不快になりやすくなります。

給湯室をきれいに維持するために掃除の負担を減らす工夫をしましょう。

シンクに水分が残ると汚れが生じやすくなり、掃除の負担が増えてしまいます。クロスを用意するなどして、利用者が水滴を拭き取りやすい環境に整えるとよいでしょう。

汚れが蓄積する前であれば掃除の労力も少なくなります。週に1回ほどは洗剤や研磨剤でスポンジ掃除をするなど、お手入れのルールも決めておくとよいかもしれません。

給湯室に集まりやすい風潮にする

給湯室のメリットとしてコミュニケーションを交わしやすくなることが挙げられました。ただ、給湯室を利用すると休んでいると思われてしまい、使用頻度が低下する恐れがあります。

人が集まって会話が生まれやすいように、椅子やお菓子などを用意して利用を促進するような風潮にすることも大切です。

オフィス移転を機に上司が率先して利用すると、従業員も利用しやすくなるでしょう。

オフィスのおしゃれな給湯室のレイアウト・デザイン

オフィスの給湯室は生活感が出やすく、見栄えが悪くなることもあります。社員が利用したくなるような給湯室にするには、おしゃれなレイアウト・デザインを考えることも重要です。

オフィスの給湯室をおしゃれに見せるレイアウト・デザインのアイデアをお伝えします。

半個室で開放感を演出

オフィスの給湯室は、壁で完全に囲わず、一部をオープンスペースとつなげる半個室にすると、壁や扉で完全に区切られた完全な個室に比べ、開放感あふれるおしゃれなレイアウトにしやすいです。事務スペースと一体化させることでオフィスの雰囲気と調和させやすくなり、統一感のあるフレッシュな見た目を維持できます。

木目調×ホワイトカラー

壁や天井をホワイトカラーにして、棚の扉や床を木目調のデザインにすると、清潔感と温かみのあるおしゃれな空間を演出できます。食器やコーヒーメーカーなどの色も白で統一することで、さらに爽やかな雰囲気を引き立てられるでしょう。

壁にメッセージを入れる

But first, coffee.(なによりも先にとりあえずコーヒーを飲もう)」など、オフィスの給湯室の壁にメッセージを入れることで、おしゃれなレイアウトを演出することも可能です。メッセージの背景カラーを暗めのブルーにして、落ち着きのある上品な空間に見せることもできます。

オフィスのレイアウトを考えるときの基本知識は下記の記事で学べます。

給湯室に関する気になるQ&A

給湯室の役割を再確認することで、改善するためのポイントが明確になってきたのではないでしょうか。

給湯室について理解を深める中で、細かい疑問が生じた方もいるかもしれません。ここでは、給湯室に関する気になる疑問にQ&A形式で回答します。

Q1.給湯室とパントリーの違いは?

A1.給湯室とパントリーの違いは給湯を目的としているかいないかです。

パントリーは食品や食器の置き場を意味する言葉として知られており、給湯を目的とした場所ではありません。

米やカップ麺、パスタ、缶詰、レトルトといった保存食を保管できます。

パントリーは給湯室と違って、お湯を沸かすための場所ではないということです。

Q2.湯沸室とは?給湯室との違いは??

A2.そもそも湯沸室とは、お湯を沸かすためのスペースです。

読み方は「ゆわかししつ」となっています。

給湯室と湯沸室の違いは実質的にほとんどなく、区別されていないようです。

そもそも「ゆわかししつ」という言葉が辞書に記載されていない場合もあり、一般的には給湯室という言葉のほうが馴染みやすい印象となっています。

実際に湯沸室というプレートがあっても給湯室と呼ぶ人も多いようです。

Q3.湯沸器とは?湯沸器と給湯器の違いは??

A3.湯沸器とは、装着した場所だけにスポットで給湯するためのお湯を沸かす機器です。

給湯器との違いは複数箇所に給湯できる機能を持っていないことです。キッチンや洗面所だけといったように、1つの場所に使うお湯を沸かします。

その一方で給湯器はキッチンや洗面所、お風呂などすべての蛇口から同時にお湯が出せるような機能を備えています。

湯沸器は屋内に設置され、給湯器は屋外に設置されるのが一般的です。

給湯器は本体と蛇口の間の配管に水が残り、すぐにお湯を利用できないことがあります。その一方で湯沸器は、使いたい場所に設置するので、素早くお湯を利用しやすいです。

Q4.ガス瞬間湯沸器とは?電気温水器の違いは??

A4.ガス瞬間湯沸器とは、水栓をあけるときにバーナーが着火・燃焼して水を熱して、瞬間的にお湯を作る機器です。

基本的には屋内のシンク付近に設置することが多くなっており、使うときに必要な量だけお湯を沸かせます。本体は基本的にコンパクトであり、設置スペースをあまり必要としません。

電気温水器は、ガス湯沸器のように燃焼機構を使わずにお湯を作る機器です。電気ヒーターで加熱する仕組みのため、火を使わない点が安全性が高いといわれています。ただし、電気代のコストが高くなる恐れがあります。

Q5.給湯室のお湯でカップ麺を作れる?

A5.給湯室のお湯でカップ麺を作るのに抵抗感を感じる方もいるようです。

給湯室のお湯には諸説があり、湯沸器の内部に残ったお湯は一度加熱され、塩素の濃度が低下し、殺菌能力が発揮できず飲用に向かないといわれています。

そのため、給湯室ではポットでカップ麺やコーヒー、お茶などを作る人が多いのでしょう。

なお、湯沸器によっては設定したタイミングで自動で湯層内のお湯を入れ替える自動給排水機能を標準で搭載していることもあり、飲食に適したお湯の利用が想定されている場合もあります。

オフィス移転で給湯室を設置するときは、工事担当者にお湯が飲食に適しているか、自動給排水機能を搭載しているか、事前に確認しておくと安心でしょう。

まとめ

今回は給湯室の概要をおさらいしつつ、オフィスにおける役割、おしゃれなレイアウト、デザインなどについて解説しました。

給湯室はお湯を沸かすために使う部屋です。温かい飲み物を用意したり、食器を保管したりするのに使います。設置することで従業員がリフレッシュしやすくなるほか、来客をおいしい飲み物でもてなす準備もしやすくなります。

半個室や木目調のデザイン、メッセージ入りの背景などを意識することで、使いやすくおしゃれな空間を演出することもできるでしょう。

オフィス移転では給湯室の改善以外にもやることがたくさんあります。

移転プロジェクトを成功させるには、やることを明確にしてから計画を遂行することが最重要です。

オフィス移転が決まってからやるべきことについて確認できるチェックリストをご用意していますので、必要に応じてぜひご活用ください。

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移転Biz編集室

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こんにちは、移転Biz編集室です! オフィス移転の際に役立つ情報をお届けします。

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